熊本で広告するなら、テレビCMとWeb広告どっちがいい?

「熊本県内で広告を出したいのですが、テレビCMとWeb広告、どちらがいいですか?」

広告会社として、お客様からよくいただく質問のひとつです。

 

結論からいうと、どちらが優れている、というものではありません。

テレビCMとWeb広告では、「誰に」「どのように」「どのくらいの強さで」広告が届くのかが違うからです。

今回は、熊本県内で広告を実施するケースを想定して、それぞれの特徴を整理してみます。

テレビCMの強みは「広く、一気に知らせる」こと

テレビCMの大きな特徴は、一定のエリアに対して短期間で多くの人に接触できることです。

例えば、

・新しいお店がオープンする
・新商品を発売する
・会社名を地域の人に知ってもらいたい
・イベントを広く告知したい

といった「まず知ってもらう」ことを目的とする広告では、テレビCMは今でも有力な選択肢です。

またテレビCMには、映像と音声によって15秒・30秒という時間を使い、企業名や商品、サービスの特徴を伝えられる強みがあります。

熊本のように広告エリアがある程度限定されている地域では、テレビCMによって県内へ集中的に認知を広げるという考え方も有効です。

 

 

Web広告の強みは「届けたい人を選べる」こと

一方、Web広告の大きな特徴はターゲティングです。

例えば、

 

 

「熊本県在住の20~40代」
「子育てに関心がある人」
「自動車に関心がある人」
「自社サイトを一度訪れた人」

など、媒体によってさまざまな条件で配信対象を絞ることができます。

そのため、

テレビCM=広く知らせるのが得意

Web広告=届けたい人を絞って届けるのが得意

というのが、基本的な違いです。

ただし、ここで注意していただきたいことがあります。

「テレビCM 1imp」と「Web広告 1imp」は同じなのか?

広告を比較するとき、「インプレッション(imp)」という数字が使われることがあります。

例えば、

テレビCM 100万imp
Web広告 100万imp

だったら、同じ広告効果なのでしょうか。

私たちは、単純に同じとは考えない方がよいと思っています。

なぜなら、「1impがどのような状態で発生したのか」が大きく違うからです。

例えば「バナー広告の1imp」

Webサイトやアプリを見ていると、画面の中にバナー広告が表示されます。

これも1impです。

しかしユーザーは、その広告を必ず見ているでしょうか?

ページをスクロールしていて一瞬表示されただけかもしれません。

記事を読んでいて、広告部分にはほとんど注意を向けていないかもしれません。

つまり、

広告が配信されたことと、広告が認識されたことは同じではありません。

ここが「imp」を考えるうえで非常に重要です。

Web動画広告も、すべて同じではない

では、YouTubeやSNSなどの動画広告ならテレビCMと同じでしょうか。

これも一概には言えません。

スキップできるのか。

何秒視聴されたのか。

音声はONだったのか。

画面いっぱいに表示されていたのか。

動画コンテンツを見るために待っている状態なのか、それともSNSをスクロールしている途中なのか。

同じ「動画広告1回」でも、広告との接触の仕方にはかなり違いがあります。

TVerはテレビCMに比較的近い広告接触

Web広告の中でも、TVer広告は少し性格が異なります。

TVerはユーザー自身が見たい番組を選んで視聴し、その番組の途中などに動画広告が挿入されます。

TVer公式資料では広告視聴完了率が9割を超えており、現在のTVer広告の案内でもスキップ不可の広告フォーマットや高い専念視聴が特徴として挙げられています。

そのため私たちは、TVerについては一般的なバナー広告やSNS広告よりも、テレビCMに近い「広告接触」として考えやすい媒体だと考えています。

もちろんテレビ放送と完全に同じではありませんが、「15秒の広告を映像+音声で一定時間見てもらう」という意味では比較的近い存在です。

 

テレビCMの100万imp
TVer動画広告の100万imp
YouTube動画広告の100万imp
SNS動画広告の100万imp
バナー広告の100万imp

これらを単純に横並びにして、

「全部100万回だから同じ広告量です」

とは言い切れません。

 

 

重要なのは、

何回表示されたかではなく、「どのような状態で、何人に、何回接触したのか」

を見ることです。

テレビCMとWeb広告、結局どちらを選ぶ?

私たちは、広告の目的から考えることをおすすめしています。

短期間で熊本県内に広く認知を取りたいのであれば、テレビCM。

年齢や興味関心など、対象者を絞って広告を届けたいのであれば、Web広告。

そして予算が許せば、

テレビCMで広く認知を作り、Web広告でターゲットへ重ねて接触する

という組み合わせも有効です。

テレビCMかWeb広告か。

「どちらが安いか」だけで判断するのではなく、誰に、どのくらいの人数へ、どのくらいの強さで広告を届けたいのか。

ここから広告計画を考えることが大切です。

そして、ここでもうひとつ疑問が出てきます。

「では、Web広告は何impくらい配信すれば、熊本県内で認知されるのか?」

10万impなのか。

100万impなのか。

500万impなのか。

実は、これも「imp数」だけでは判断できません。

後編では、熊本県の人口規模をもとに、Web広告の「リーチ」と「フリークエンシー」から、広告ボリュームの考え方を具体的に解説します。